足のかたちにはタイプがある

足のかたちにタイプがあることは知っていました?
実はゆびの長さでつま先のかたちが決まるんですよ。それにあわせて靴選びをすることがとても大切。さあ、どのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう!

人さしゆびがいちばん長い

親ゆびよりも人さしゆびが長いかたちをギリシャタイプといいます。欧米人に多く、日本人は約25%がこのタイプ。先の細い靴やつま先の捨て寸*の少ない靴を履いていても、親ゆびや小ゆびのように「靴に当たって痛い」と気がつきにくく、人さしゆびが曲がったままで長期間過ごしてしまうと「タコ」「うおの目」や「ハンマートゥ」の原因となる可能性があるので要注意です。
*捨て寸= 歩行時に足が伸びても、靴先に足のゆびがあたらないようにとっておくスペース(の長さ)のこと。日独小児靴学研究会では1.5cmが理想としている。靴先のデザインで長くすることもある。

親ゆびがいちばん長い

親ゆびがいちばん長いのはエジプトタイプ。人差しゆびから小ゆびにかけてなだらかなカーブのかたちをしたつま先のことです。日本人の約70%がこのタイプで、現在もっとも多い足のかたちといわれています。
靴の中で外側(小ゆび側)に傾きやすく、巻き爪や陥入爪、外反母趾になりやすいともわれています。

ゆびの長さがほぼ同じ

親ゆびから小ゆびまでほぼ同じ長さで四角いかたちをスクエアタイプといいます。日本人の約5%がこのタイプといわれています。つま先全体が靴で圧迫されやすく「どんな靴を履いてもつま先が痛くなる」と悩やむ人も多いです。そのために大きめの靴を選んでしまいがちで、結局は足が靴の中で前滑りして小ゆびに「タコ」や「うおの目」ができやすいので、靴のつま先の形に気をつけて選びましょう。