お知らせ

【2023年秋価格再改定】子どもの足によい靴「superfit」を継続するために、みなさまへお知らせとお願い


下の2足は12年前輸入販売していたsuperfit・ハイカットモデル。上は今秋新入荷のスポーツ5・ハイ。

ハイカットシューズの黎明期

フェルゼCEO・伊藤笑子です。
 
2011年秋、日本に再上陸した「superfit」。
それまで輸入代理店が変わるたびに、日本に上陸しては撤退していきました。

2011年より前に、日本で初めてsuperfitを取り扱った子ども靴専門店フラウ(注:弊社CEO伊藤が経営する)では「superfit」はローカットとハイカットの2モデルだけ。当時の価格は税抜19,000円と21,000円。そしてハイカットはフラウのみが取り扱っていました。

歩行の悩みで来店される様々なお子様の助けになったハイカットモデルは、それがあるというだけでも貴重でした。
さらに高機能かつ、カラーも素敵。装具適応が必要なお子様にも「かっこいい」と、とても喜ばれました。

2016年には現在の「スポーツ5・ハイ」の前進モデルが登場。当時としてはカラー展開も豊富で防水のGore-Tex仕様。このシリーズは本当にたくさんの子どもたちの歩行を支えてくれました。

日本の中で、もっともっと多くの子どもたちに広めたいとフラウでは大量に輸入。価格も税抜17,000円とかなり下げて値付けし、それから何度もの値上がりを耐えずっと据え置きにしてきました。

価格再改定

しかし、コロナ禍、ウクライナ情勢の打撃を受けて、靴の原材料の高騰、円の暴落などで、2021年より値上げが止まりません。

今年三月にお伝えしましたように、フェルゼとして値上げ分を何度も吸収してきましたが、このままで行きますと次の仕入れが難しくなる状況となってまいりました。

苦渋の決断とはなりましたが、ぎりぎりまで据え置きで維持するモデルと、値上げせざるを得ないモデルとを見極め、価格改定をさせていただくこととなりました。

フェルゼの願い

成長に伴い、適時に買い換えながら継続いただく必要がある機能性子ども靴が、値上がりすることで買い控えされたり、継続を断念されて、またもとのの木阿弥となることだけはさけたい。

今、目の前で育っていく子どもたちの足に最適な靴を履かせてあげて、あと80〜90年以上生き続ける人生を足と歩行の不安をなくして成長させてあげたい。

その願いは、弊社だけの願いではありません。

日本フットケア・足病医学会から発刊された「小児靴の手引き書2023」にも示されています。

「足は全体重の重みがかかり、地面からの衝撃を受け続けます。不適切な履物によってストレスを受け続けます。(中略)足を人前に出すのが苦手な奥ゆかしい日本人は、足が変形していても痛くても、我慢に我慢を重ねてしまうのでしょう。そして、日常的に履く靴によって引き起こされる足のトラブルも決して少なくありません。フットケアと靴は切っても切れない関係なのです」

そして、「superfit」とフェルゼは、親が子どもに与える大切な仕事として、足によい靴を与え、楽しく歩く喜びをいつも感じられるように育てていくことはとても大切である、と信じています。

高機能なハイカットシューズの代表格「スポーツ5・ハイ」は、残念ながら、来年度も製造し続けてくれるかわかりません。廃盤候補の筆頭に上がっています。そのため、今期もフェルゼでは必要なお子さんに確実にお届けできるよう大量発注を実行しました。

どうかお困りにならないよう、必要な次の次のサイズまでぜひともご用意ください。

みなさまのご理解とご購入が、世界最高基準の「superfit」の日本への輸出を支えてくれています。

生活に必要な物は多種多様ありますが、どうか「superfit」も、足と運動の基礎を育てる6歳までの、また足のトラブル化を予防する12歳までの必需品として、取り入れ続けていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

 

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